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関西学院大学は、兵庫県西宮市を中心にキャンパスを展開している大学で、『かんせいがくいんだいがく』と読みます。
関西の私立校といえば『関関同立』と呼ばれる4つの大学が有名であり、関西学院大学はその一角を担ってきました。
4校の中でも、ひときわオシャレなイメージを持つ関西学院大学は、東京の慶応や青学に似ていると言われており、雰囲気や立地などの数字には表れない魅力をお伝えします!
目次
関西学院大学が東京でいうと慶応や青学に似てる理由!
関西学院大学の『関西』の読み方が『かんせい』である理由を調べると、1889年の開校時までさかのぼります。
当時の学生がカッコいい漢字の読み方にこだわって、『かんさい』という呉音読みではなく、『かんせい』という漢音読みを愛用したことが、ルーツとなっていました。
大学のオシャレな雰囲気は、名前の読み方にも隠されていたんですね。
そんな関西学院大学は『西の慶応』と言われていて、慶応大学と多くの共通点を持っています。
また、国際性豊かな教育などで青学にもよく似ており、慶應と青学を足して2で割るイメージと言う人もいますね。
関西学院大学のどういった点が慶應や青学に似ているのか、順番に見ていきましょう。
校風や雰囲気は慶応義塾大学に似てる
関西学院大学の校風や雰囲気は、慶応義塾大学にとてもよく似ています。
関西学院大学の校風としては、次の点が挙げられます。
- 知的かつスマートである
- 流行に敏感である
- 母校愛が強い
- 明るく積極的で、人付き合いが上手である
慶応義塾大学にもほぼ同じようなイメージがありますので、近しい校風を持っていますね。
またキャンパスが綺麗で、欧州のモダンな雰囲気にあふれていることも、両校の特徴として挙げることができます。
キャンパス全体の雰囲気を決める上で、人と建物の雰囲気は重要で、関西学院大学と慶応義塾大学はその両方の雰囲気が似ていると言えますね。
西宮上ヶ原キャンパスと西宮聖和キャンパスの立地について
慶応義塾大学に似ている点が多い関西学院大学ですが、唯一異なる点としては、キャンパスの立地が挙げられます。
関西学院大学のメインのキャンパスは、兵庫県西宮市にある『西宮上ヶ原キャンパス』と『西宮聖和キャンパス』で、この2つのキャンパスは徒歩で10分の距離に近接しています。
どちらも山手側の閑静な住宅街の中にあり、落ち着いた雰囲気の美しいキャンパスですが、西宮市の中心から離れた郊外にあり、JR西宮駅からはどちらもバスで18分かかります。
阪急電車を利用すれば、最寄りの駅もいくつかありますが、どの駅からも徒歩で10分以上の距離があり、天候が荒れている日や、猛暑または極寒の登校時には苦労するかもしれませんね。
慶応義塾大学を始め、関東の名門校は都会の真ん中にキャンパスがあり交通の便が良いのですが、関西学院大学は郊外型の大学であり、周辺に繁華街などはありません。
繁華街がない代わりに、キャンパス周辺が景観地区に指定されるなど、日本一美しいキャンパスと言われる環境が広がっており、勉学に集中することができるでしょう。
キャンパス内には大学生協が運営する食堂や売店の他に、スターバックスコーヒーやセブンイレブン、ケンタッキーフライドチキンなどの有名チェーン店もありますので、食事の場所に困ることもありません。
慶應・三田キャンパスと比較する
関西学院大学と比較するため、慶応義塾大学の三田キャンパスについて見ておきましょう。
慶応義塾大学の三田キャンパスは東京都港区の三田にあり、JR山手線の田町駅や、地下鉄三田駅から徒歩7~8分の距離にあります。
東京タワーにも近く、都会の真っただ中の立地と言えますね。
モダンで美しいキャンパス内は関西学院大学に似た雰囲気を持っていますが、キャンパスから一歩出たとたん、都会の喧騒に包まれる感じになります。
青学・青山キャンパスとの比較
次に、関西学院大学に似た雰囲気を持っているもうひとつの大学・青山学院大学の青山キャンパスについても見ていきましょう。
青山学院大学の青山キャンパスは、東京都の渋谷区にあり、渋谷駅からほど近い場所にあります。
南西へ歩けば渋谷のど真ん中で、有名なスクランブル交差点や道玄坂があり、北東へ歩けば表参道という立地で、もはや言うことがありませんね。
神戸三田キャンパスの立地について
関西学院大学には、西宮の2つのキャンパス以外に、神戸三田キャンパスがあります。神戸三田キャンパスは、神戸市の北東に隣接する兵庫県三田市の郊外にあり、新興住宅街や学校などに囲まれた立地になりますね。
西宮のキャンパスは、景観地区に指定された郊外の美しい場所にありますが、神戸三田キャンパスもそれに負けないくらい美しく整備された『国際公園都市カルチャータウン』の中にあります。
このカルチャータウンには、アメリカ郊外の暮らしをイメージした街並みが作られており、豊かな緑に溶け込んだ学舎が建つ神戸三田キャンパスでは、海外留学したような雰囲気を感じることができるでしょう。
ただし交通の便が良いとは言えず、バスでの通学が中心となりますし、自家用車やバイクでの通学も許可されています。
最寄りの駅からでも直通バスで最速15分ですので、徒歩での通学は厳しく、関西学院大学公式サイトが推奨する通学方法には『バス・自動車・バイク・自転車』の4つが記されていました。
慶應・日吉キャンパスとの比較
次に、慶応義塾大学の他のキャンパスも見ておきましょう。
慶應義塾大学には三田キャンパスの他に、日吉キャンパスがあります。
日吉キャンパスは神奈川県横浜市の港北区に位置しており、東急東横線・日吉駅の文字どおり駅前に所在しています。
三田キャンパスのように都会の真ん中という立地ではありませんが、渋谷駅まで電車で20分で、横浜駅まで電車で15分という便利な場所にあり、活動範囲が広がりそうですね。
青学・相模原キャンパスとの比較
最後に、青山学院大学の他のキャンパスも見ておきます。
青山学院大学には相模原キャンパスもあり、神奈川県相模原市のJR淵野辺駅が最寄り駅となりますね。
渋谷のど真ん中にある青山キャンパスに比べると、田舎っぽいところは否めませんが、淵野辺駅からの距離も近く、徒歩で7分ほどです。
横浜まで出るためには電車で40分かかりますが、2003年に完成した校舎は美しく、勉学に励むには適した環境と言えます。
英語教育に力を入れている点は青学に近い
関西学院大学はルーツがキリスト教のミッションスクールであるため、英語教育など国際性豊かな教育に力を入れています。
外国人の教員や海外からの留学生も多く、日常的に英会話を行う機会があるため、語学力をどんどん伸ばしていく学生も少なくありません。
こういった関西学院大学の特徴は、青山学院大学の方針にも近く、両校が似ていると言われるひとつの要因になっています。
青山学院大学もキリスト教のミッションスクールであり、数多くある教派の中で、同じプロテスタントのメソジストであることも、大きな共通点と言えますね。
関西学院大学の偏差値は中央や法政や学習院レベル
最後に、関西学院大学の偏差値レベルについても見ておきましょう。
偏差値は学部や学科によって異なり、国際学部の偏差値66を筆頭に、法学部法律学科の64、経済学部の63と続き、神学部の55までの全学部・全学科の平均偏差値は59.4となっています。
関西学院大学に近いレベルと言われている、関東のGMARCHの偏差値は次のとおりです。
大学名 | 平均偏差値 |
中央大学 | 61.2 |
法政大学 | 60.8 |
学習院大学 | 60.6 |
青山学院大学 | 63.0 |
明治大学 | 62.9 |
立教大学 | 64.0 |
(2022年7月『進研模試・総合学力記述模試(高3生・既卒生対象)』より算出)
立教大学・明治大学・青山学院大学には及ばないものの、中央大学・法政大学・学習院大学とはほぼ同等のレベルと言うことができますね。