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超人気漫画バトル漫画『呪術廻戦』の生みの親である芥見下々先生。こんな漫画を世に出せるなんて、さぞ天才なんでしょう!!
と思って調べたら、やっぱり天才でした!!ということで、芥見下々先生の天才っぷりを書き連ねていきます!
目次
芥見下々先生は天才です!
面白い漫画を出した作者は、基本的に「天才」と言われるのですが、じゃあなんで芥見先生って、天才なんだろう?なんで「呪術廻戦」は面白いんだろう?と思って調べたら、どうやら3つあるようですね。
- 画力
- ストーリー
- 影響力
まあ、漫画なので、この3つは当然といえば当然ですが。
ただ、この3つを見れば芥見先生が天才だ!ということが改めてわかっていただけるでしょう。
天才①:画力が高い
先に言いますが、芥見下々先生の画力、高いか低いかで言えば高いです。が、漫画界で「この人の画力は高い!!」と言われる人たちと比べると、やっぱりそうではないのが現実です。
ちなみに、漫画界で画力が高いといわれる人たちで、素人の私でもパっと出てくるのが3人。
- 鳥山明(ドラゴンボール)
- 村田雄介(ワンパンマン)
- 小畑健(デスノート)
他にも画力の高い漫画家さんはたくさんいらっしゃいますが、画力の話題でこの3人を挙げると、ほぼ間違いなく「あ~~!高いよね!!」と賛同してもらえるくらい、画力が高い方々です。
なんとなくでも、この御三方の絵の上手な部分ってわかったりします。細かい描写だったり、表情だったり・・・その辺が3人は似ているのでしょう。
では、芥見下々先生の絵はどうか、というとちょっと違う感じがします。何べんも言いますが画力は高いですよ。ですが、この御三方と比べてみると『テイストはちょっと違うよね』となるのです。
こうやって聞くと、確かにそうかもしれません。ですが「画力が高い、だから天才」ってちょっと違うんじゃないかな・・・と。←あくまで主観ですよ。
芥見下々先生の絵だからこそ成り立つ!?
呪術廻戦は、芥見下々先生の絵だからこそ、成り立つ部分もあったりする
のです。
粗削り感のあるタッチかと思いきや、めちゃくちゃ書き込んだりしたり、と先生の絵と漫画のシナリオと、そこを表現する技術があるからこその作品なのです。
つまり、呪術廻戦で「この場面はこう見せたい!」という箇所を、絵でしっかりシナリオに合わせて表現し描き上げる。それができるからこそ、芥見下々先生は画力から見て天才なのです。
わかりやすい例でいうと「HUNTER×HUNTER」がまさにそれですね。
冨樫先生の絵は、超絶魅力的ですし画力も超絶高いと思いますが、「絵がうまい漫画家」に挙がるかというと、、、やっぱりほかの先生に軍配を譲るのではないでしょうか。
ちなみに、冨樫先生は現在かなり腰がやばい状況らしいですね。どんな状態になっているかはコチラの記事で書きました。
作画は伝えるための大事なツール
画がうまい!だから天才だ!とはならない厳しい世界が漫画界
なのですが、言っても絵はとても大切な要素です。それはなぜか・・・。
理由は伝わりやすいからです。
漫画ですから絵は必要です。あと、読んでもらう必要があります。でも読んでてわけが分からないと、読むの辞めちゃうんですよ。読んでも広がりにくいし・・・。
これ、超大事です。
最近の例で、その一番わかりやすい例が『鬼滅の刃』ですね。
一番わかりやすい例が『鬼滅の刃』
鬼滅の刃
、ってアニメでめちゃくちゃヒットして世界的に人気漫画になり、映画でも興行収入でトップの数字をたたき出すほどのバケモノ作品です。
ですが、そんなバケモノ作品も、ジャンプの連載当初は全然人気がなかったのです。
もうご存知の通りジャンプは人気の順番に表紙から連載されていきます。でも、鬼滅の刃は連載当初、良くて真ん中くらいだったんですよ!大ヒットを見せた映画のあの無限列車編のシナリオでさえ、当時巻頭カラーだったにもかかわらず、真ん中くらいの連載順位。
たぶんですが、吾峠呼世晴先生の絵が馴染みづらいのが理由の一つではないかと思っています。
でも、シナリオで一気に読者を惹きつけてトップ漫画に踊りだし、そしてアニメ化し爆発する。アニメが世界的爆発のきっかけなのです。アニメはやっぱりわかりやすいからですね。
なので、人に見てもらうための絵は大切な要素なんです。
なお、芥見下々先生は過去に性癖の違いで担当の方と絵のことで喧嘩しています^^
天才②:ストーリーがおもしろすぎる
言わずもがなですが、面白い漫画だから人気であり、そんな漫画を描けるからこそ、天才なのです。
以下は、『呪術廻戦』を例にして書きますが、ストーリーをどうのこうのということはしません。それは別の方がすでにしているので、私はまた別の観点から芥見先生の天才っぷりを書いていきます。
まずは、呪術廻戦のジャンルですね。
調べると、ダーク・ファンタジーとあります。呪術廻戦がジャンプで連載されたのが2018年14号。
当時のジャンプに連載されていた他の漫画とは違うジャンルですね。強いてあげるなら「鬼滅の刃」でしょうか。とにかく少数派でした。
そして、扱っているのは『呪い』。『妖怪』とかは結構あります。でも妖怪じゃありません。『呪い』です。
呪いを直接扱った「呪いと戦う漫画」は、ジャンプではなかったような気がします・・・。
そんなバトル漫画という王道を行きつつ、扱う題材が超レアなもの。そういったジャンルをしっかり選定できるのが天才たる所以です。
以前に書いたチェーンソーマンの作者・藤本タツキ先生の天才っぷりはこちらの記事でも触れましたが、他の漫画と違うジャンルを選ぶことがまず天才なんです。
これは孫子の兵法でもあり、今も尚多くのビジネスマンにも愛用されている今も昔も国や文化、時代関係なく世界共通の勝つための考え方です。
引用:X
「妖怪が戦う」「妖怪と戦う」漫画は今までにありました
。ですが「呪いと戦う」「呪いが戦う」漫画は無いのです。
なので、同じバトル漫画でも、実は別ジャンルのため、ライバルが少ない。だから他との差別化ができるのです。
人は争いが好き?
ここまでだと、やっぱりただのバトル漫画な気がするのですが、そこは芥見先生は天才ですから^^
実はこの「呪い」との戦いを通して、世間の流行に乗っているです。
それは人は争いが好きなこと。
哲学っぽかったり、宗教チックですが、そんな感じではなく、もっと客観的に人は争いごとが好きな気がするんですよね。
例えばXとか、討論番組とか、掲示板とか、ヤフーコメントとか、youtubeコメントとか、ニコニコ動画とか・・・。
ちょっとしたことでも、相手との意見交換でも、ほんのちょっと食い違いが起きると、すぐに炎上してしまいます。
そして、それを第三者が見て、さらに盛り上がり、手に負えなくなる。そんな時代が今の世の中です。SNSとかまさにそうですよね。
そんな世の流行りを、芥見先生は漫画で「呪い」を通して体現しています。
人は自分の正義で争う
呪術廻戦の「呪い」達ですが、簡単に言うと人から生まれています
。そんな人の恨みつらみなどのマイナスな部分との戦いです。
そのときに、お互いの考え方がぶつかるのがまたいい味を出してるんですよ!!討論番組とか、Xで炎上しているリプとかを見る感覚に近いです。
つまり正解がないんですよね。
お互いの考え方に従って行動しているだけなので。
ただ、その「呪い」の行動が、まあなんとも・・・。本当に気分が悪くなるような言動をガンガンするんですよ!
詳しく知りたい方は『真人 嫌い』で検索するとわんさか出てきますよ。
で、本題です。キャラクターを通しての意見のがぶつかり合い。そしてお互いが正しいと思っての行動なので意見が全然かみ合わないんですよ!!
そして、漫画を読んでいるのが我々人間だ!ということ!!シナリオで敵側の意見がどうしても人間とは違う考え方なので、思うことはあれど結局主人公サイドに感情移入する。そして敵側を敵として読んでしまうのです!!
それが証拠に、敵キャラの「真人(まひと)」というキャラは、まあ嫌われています。もう、ほんとに嫌われてます。私も読んでて感情が高ぶったことが何度もあります。「・・・うわぁ、、、なんじゃ、こいつ・・・・」と(笑)。
だいぶ、本題とそれましたが、これが芥見下々先生が天才たる所以ですね。漫画を読ませるコンセプトがびっしり入っているのです。
ジャンルを「呪い」にして王道から外し、ライバルのいない王道をひた走り、SNSでの言いたいことをキャラクターを通して描いていく!
なんというか、超感情移入してしまうんですよね~~~!
天才③:マネしたくなる影響力
これはもう、そのままですね。Xを見るとよくわかります。コスプレとかそうですし、キャラのセリフのここが好き!というのをツイートしたりするものが本当に多く見られます。
それって、つまり、その人の感情に呪術廻戦が突き刺さっているからなんですよね。じゃないと、そんな真似したくならないですし。。。。そして、その人数の多さといったら。。。。
それだけ多くの人を動かした作品を作った芥見下々先生は天才なんです。
感情に刺さるマンガは超強い!
もうこれに尽きるでしょうね!
恋愛マンガとかその最たる例でしょう。見ててその恋愛に自分の感情が重なるから、読んでしまうのですね。
そして恋愛だけでなく、時代の流行りに乗ってそのときの人たちの感情にグッと突き刺すような作品を出す。これが強さの秘訣です。
それを見事に体現した漫画というのがヒットしている傾向にあり、各時代でそういった漫画がそれぞれあります。
そして、最近それを見事に体現した漫画が『鬼滅の刃』でしょうね!!鬼滅の刃の作者・吾峠呼世晴先生も間違いなく天才の一人です。
引用:X
主人公の想い
とか、味方キャラの考え方とか、敵キャラの考え方とか、行動理念的なものとかを表現しつつ、でも王道ジャンルを少し外す。
例えば「鬼」と戦うのはありますが、その敵の鬼にもストーリーがあるとか。刀を使うにしても、時代が大正時代とか・・・。でもシンプルなんですよ。
鬼滅の刃にしても、呪術廻戦にしても、「〇〇だ、だから△す」と「〇〇だ、だから助ける」。この2つを扱ったストーリーを構成していくわけです。
そんなシナリオを考えないといけない、でも考えて連載を続け、そしてしっかり人気を出している。う~~~ん。やっぱり芥見下々先生は天才なんですよ!
そんな天才・芥見下々先生がどこの高校出身なのかも世間では話題になっていますね。