栗原小巻さんは、吉永小百合さんと並び称される昭和の名女優です。
同じ時期に活躍した二人ですが、吉永小百合さんが映画などの映像作品に力を入れたのに対し、栗原小巻さんは舞台で演じることに全力を注ぎ、日本だけでなく海外でも評価されています。
栗原小巻さんが、現在どのような活動をしているのか、また結婚しているかなどについて調べてみました。
栗原小巻は現在は舞台中心の仕事をしている
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栗原小巻さんは70歳を超えた今も、舞台を中心にマイペースで仕事を続けています。
俳優座養成所で演技を学んだ栗原小巻さんは、1964年からNHKで放送されたドラマ『虹の設計』に抜擢されて女優デビューしました。
その後もNHK大河ドラマ『三姉妹』や映画『忍ぶ川』などの映像作品に出演し、数多くの賞を受賞しましたが、栗原小巻さんが活動の中心としたのは、舞台でした。
初舞台となった1968年の『三人姉妹』以降、毎年のように舞台に出演し、再演も含めると約80本の舞台作品に取り組んでいます。
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俳優座を退団した後はフリーとして活動し、還暦を迎えてからも、舞台『アンナ・カレーニナ』や『メアリ・スチュアート』などの作品で、精力的にステージをこなしていました。
弟の加来英治さんが演出を手掛けた一人芝居『松井須磨子』では、海外での公演も行い、栗原小巻さんの海外での人気が根強いことを示していますね。
『松井須磨子』は2019年にも再演され、これが栗原小巻さんの出演した直近の舞台となっています。
吉永小百合と人気を二分していた
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1960年代から第一線で活躍していた栗原小巻さんですが、同じ時期には吉永小百合さんも活躍しており、人気を二分していました。
年齢も同じで、誕生日はなんと1日違いです！
（栗原小巻さんは1945年3月14日生まれ、吉永小百合さんは1945年3月13日生まれ）
同じ時代に活躍したトップ女優の誕生日が、たった1日しか違わないというのも、運命的なものを感じますね。
吉永小百合さんのファンのことを『サユリスト』と呼び、タモリさんもサユリストであることは有名ですが、栗原小巻さんのファンも『コマキスト』と呼ばれており、熱狂的な男性ファンが多いことで知られています。
栗原小巻さんの代表作でもある映画『忍ぶ川』は、もともと吉永小百合さんが主演する予定でしたが、初夜のシーンなどで監督との折り合いがつかず、いったん制作中止となりました。
その後、栗原小巻さんの主演でようやく完成したというのも、因縁を感じますね。
栗原小巻は結婚したことがない！
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栗原小巻さんは独身で、これまでに結婚したことはありません。
栗原小巻さんが30代の頃のインタビューが残っていますが、ぜんぜん結婚する気がないことと、そういう相手もいないことを語っていました。
そして、「いつも結婚について聞かれるけど、もう皆さん諦めた方がいいんじゃないですか？」と笑っていたそうで、結婚願望のない様子が伺えますね。
過去には、ドラマで共演した竹脇無我さんなどと付き合っているのでは？という噂もありましたが、実際に結婚することはなく、独身を貫いています。
竹脇無我や加藤剛とは演者の関係までだった
栗原小巻さんは独身ですが、過去に俳優の竹脇無我さんや加藤剛さんとの交際の噂がありました。
本当に交際していたのか調べてみましたが、あくまでも共演者という関係にすぎず、つき合ってはいなかったようです。
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栗原小巻さんと竹脇無我さんは、1968年から半年間放送されたドラマ『3人家族』で共演し、すれ違う恋人同士の役を演じていました。
このドラマは平均視聴率が30%を超える大ヒットを記録し、1970年には続編である『二人の世界』が制作されています。
『二人の世界』では夫婦役を演じていて、栗原小巻さんは竹脇無我さんのことを信頼できる共演者としてリスペクトしていたそうです。
後日、当時のことを振り返ったときに、まるで幼なじみのような存在で、撮影の日々が青春だったとも語っています。
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栗原小巻さんと加藤剛さんは、所属していた劇団『俳優座』の先輩と後輩の関係で、栗原小巻さんは先輩・加藤剛さんの役者としての才能と努力を尊敬し、信頼を寄せていました。
栗原小巻さんの代表作である映画『忍ぶ川』では、加藤剛さんが相手役を務めており、初夜のシーンなど重要で難しい場面も、加藤剛さんのリードで熱演しています。
加藤剛さんとの共演はその後も続き、1979年の『子育てごっこ』まで、合計で6本の映画をいっしょに作り上げていました。
心で演じる加藤剛さんの演技は、栗原小巻さんの役者人生に鮮烈な輝きを与えてくれたと語っており、その存在の大きさがわかりますね。
栗原小巻が独身を貫いた理由
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栗原小巻さんは、インタビューでもたびたび結婚願望がないことを語っており、今でも独身を貫いています。
栗原小巻さんのキャリアを振り返ってみると、舞台女優としての活動を第一に置いていて、映画やドラマに出演したのも、将来に舞台で活かすための学びの場としていたことを明かしています。
独身を貫いているのは結婚したくないといったマイナスの感情ではなく、舞台女優としての仕事を第一に考えていく中で、結果的に結婚のことは後回しになり、独身を貫くことになったということではないでしょうか。
そういった意味で、70歳を超えてからも舞台で輝き続ける栗原小巻さんは、思い通りの役者人生を実現できていると言えそうですね。
